企画概要
井田幸昌にとって初めてとなる国内美術館での展覧会「Panta Rhei | パンタ・レイ − 世界が存在する限り」を開催いたします。本展覧会は、2023年7月22日から故郷である米子市美術館、9月30日から京都市京セラ美術館で開催される巡回展です。
本展では、国内未発表作を含むこれまでの絵画作品、立体作品に加えて、絵日記のように日々綴る “End of today” シリーズ、そして最新の作品までを一堂に展観いたします。
展覧会名“パンタ・レイ”とは「万物は流転する」を意味する古代ギリシャの哲学者ヘラクレイトスの言葉です。井田は「 一期一会 」をテーマに、移りゆく時 のなかで存在する様々な、もの・こと・ひとの存在と関係性を一つ一つ拾い集め、自身の感じたリアリティを表現してきました。これはヘラクレイトスの言葉に通ずるものであり、さらには本展に対する井田の「これまでのキャリアの集大成であるとともに、新しい始まりでもある」という思いが、本展覧会名に込められています。これまでの井田作品を一堂に会する本展覧会“パンタ・レイ”では、井田自身の「変わり続けるもの」また「変わらないもの」を同時に感じていただけるでしょう。
見どころ
国内未発表作を含むこれまでの絵画作品、立体作品に加えて、絵日記のように日々を綴った“End of today”シリーズ、家族、友人、 著名人をモチーフに描いた “Portrait” シリーズなどの代表作から最新の作品までを過去最多のラインナップで展観いたします。また、鳥取展と京都展では一部内容を変え巡回いたします。この時、この場所でしか出会えない力強い井田の芸術をご堪能いただける機会になれば幸いです。
チケット
作家略歴
井田 幸昌
1990年鳥取県生まれ。2019年東京藝術大学大学院油画修了。2016年現代芸術振興財団主催の「CAF賞」にて審査員特別賞受賞。2017年レオナルド・ディカプリオ財団主催のチャリティオークションに史上最年少参加。2018年Forbes JAPAN主催「30 UNDER 30 JAPAN」に選出。 2021年にはDiorとのコラボレーションを発表するなど多角的に活動。制作は絵画のみにとどまらず、彫刻や版画にも取り組み、国内外で発表を続けている。 主な個展に「King of limbs」(カイカイキキギャラリー、東京、2020)、「Here and Now」(マリアン・イブラヒム・ギャラリー、シカゴ、2021)「YUKIMASA IDA visits PABLO PICASSO」(ピカソ生誕地ミュージアム、マラガ、2022)、「Now is Gone」(マリアン・イブラヒム・ギャラリー、パリ、2022)。
IDA Studio Official Web site開催概要
京都展
Kyoto Exhibition
- 会期
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2023年9月30日(土)
〜 12月3日(日)
終了しました
- 会場
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京都市京セラ美術館 本館 南回廊2階
- 美術館 ウェブサイト
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京都市京セラ美術館 公式サイト
鳥取展
Tottori Exhibition
- 会期
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2023年7月22日(土)
〜 8月27日(日)
終了しました
- 会場
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米子市美術館
- 美術館 ウェブサイト
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米子市美術館 公式サイト