HIGHLIGHTS 見どころ

国内未発表作を含むこれまでの絵画作品、立体作品に加えて、絵日記のように日々を綴った“End of today”シリーズ、家族、友人、 著名人をモチーフに描いた “Portrait” シリーズなどの代表作から最新の作品までを過去最多のラインナップで展観いたします。また、鳥取展と京都展では一部内容を変え巡回いたします。この時、この場所でしか出会えない力強い井田の芸術をご堪能いただける機会になれば幸いです。

見どころ

過去最大規模の作品数

鳥取 (米子) 展からさらに展示作品数を増やし、350点を超える作品を一堂に展覧する自身過去最大規模の展覧会は圧巻です。

多様な表現

卓越した画力と色彩感覚の絵画群。そして、絵肌を感じさせるブロンズ像や木彫の立体作品。一貫して「一期一会」というコンセプトを追求し制作を続ける井田の多彩な表現をご堪能ください。

展示構成

国際的キュレーター、ジェローム・サンス氏が井田の作品の魅力をさらに引き出します。作品をテーマやシリーズにわけ、7つの展示室で紹介します。展覧会タイトルにもつけた、過去から未来への流れとなる井田の「変わり続けるもの」また「変わらないもの」を同時に感じていただけるでしょう。

展示構成

Room 1

井田の代表的な作品である「ポートレート」シリーズが鑑賞者を出迎えます。厚く塗り固められた絵の具、そして力強く美しい筆致で表現されているのは、井田がかつて出会ってきた人々の顔。「今」を生きる井田が出会い、この「一期一会」を逃すまいと描き残した、躍動感あふる作品群です。流動的なそのタッチにより、私たちが生きる時間そのものさえも表現されたポートレートが並ぶ、圧巻の空間です。

Room 2

ブロンズの彫刻作品が12体並びます。「End of today」絵画シリーズを立体化したポートレート作品を中心として展示します。絵画のような質感をもつ井田独自のブロンズ作品をご覧ください。

Room 3

具象絵画作品に焦点を当てた部屋です。近代巨匠の古典を思わせる具象絵画からは井田が常に過去に挑み、ベラスケスからピカソに至るまで、あらゆる芸術の巨匠と対峙してきたことを想起させます。具体的な表現からは、虚構や虚像といった抽象的なものへの疑問や探求が浮かび上がってきます。

Room 4

抽象絵画の部屋です。無限の多彩な色彩と、線的構成、そして絵具の持つ物質としての質量で、大いなる自然を表現しています。展示作品で壁はラッピングされ、井田の自然の中に没入するような体感をしていただけるでしょう。

Room 5

井田が日々出会う人や風景を描いた 「End of today」 シリーズです。絵日記のように日々綴られてきた作品のなかから厳選された300作品を一堂に展示します。この作品群からは、その日、その時、その瞬間の出会いといった、私たちに日々起こり過ぎ去ってしまうような 「奇跡」 を捉えようとした、画家の生き様に出会えるでしょう。365日を表現した展示構成は圧巻です。

Room 6

木彫彫刻作品が並ぶ部屋です。荒々しく削りだされ、彩色をほどこされた大胆な表現の立体作品群は圧巻です。彫刻表現と絵画表現を往来しながら生まれた画家の生み出す彫刻作品群を体感いただけます。

Room 7

うす暗く演出した空間でご覧いただくのは、本展覧会にて初めて公開される大作《Last Supper (2022, Oil on canvas, 293.0×582.0cm)》 です。多くの作家がモチーフともしてきた、世界で最も有名な作品のひとつであるレオナルド・ダ・ヴィンチ作 《最後の晩餐》。この名画に、井田は現代を生きる画家として挑戦しています。井田の解釈により再表現された、現代の 「最後の晩餐」 をご覧ください。

展示構成

Room1

「日本」の象徴を表す作品の部屋です。この部屋に足を踏み入れると、高さ3メートルを超える三つの木彫作品が観る者を迎えます。蛇をモチーフとした三つの木彫作品は、それぞれが圧倒的な存在感を放ち、観る者を神秘的な空間へと誘います。何千年の歴史を持つ美しい日本を想わせる、神秘的な空間自体をも“一つの作品”として体感していただけるでしょう。なお、この部屋の作品は米子会場のみでの公開であり、唯一無二の空間をお楽しみいただけます。

Room2

井田の多様なる表現に焦点を当てた部屋です。三つのシリーズ作品で構成しており、一つ目は抽象絵画です。多彩な色と、腺的構成、そして絵具の持つ物質としての質量で、大いなる自然を表現しています。二つ目は、井田がその日出会う人や風景を描いた「End of today」シリーズです。絵日記のように日々綴られてきたこの作品群からは、その日、その時、その瞬間の出会いといった、私たちに日々起こり過ぎ去ってしまうような「奇跡」を捉えようとした、画家の生き様に出会えるでしょう。三つ目は、ブロンズの彫刻作品です。「End of today」絵画シリーズを立体化した作品を展示します。絵画と同時に、絵画のような質感をもつ井田独自のブロンズ作品をご覧ください。

Room3

井田の代表的な作品である「ポートレート」シリーズを一堂に会する部屋です。厚く塗り固められた絵の具、そして力強く美しい筆致で表現されているのは、井田がかつて出会ってきた人々の顔。「今」を生きる井田が出会い、この「一期一会」を逃すまいと描き残した、躍動感あふる作品群です。流動的なそのタッチにより、私たちが生きる時間そのものさえも表現されたポートレートが並ぶ、圧巻の空間です。

Room4

具象絵画作品に焦点を当てた部屋です。初期の絵画作品から、近代巨匠の古典を思わせる具象絵画、2022年ピカソ生誕地ミュージアム(Picasso Birthplace Museum)で発表したパブロ・ピカソをトリビュートした作品群が並びます。そしてこの部屋では、未発表大作《Last Supper(2022,Oil on canvas, 293.0×582.0cm)》を初公開します。多くの作家がモチーフともしてきた、世界で最も有名な作品のひとつであるレオナルド・ダ・ヴィンチ作『最後の晩餐』。この名画に、井田は現代を生きる画家として挑戦しています。井田の解釈により再表現された、現代の「最後の晩餐」をご覧ください。